タンパク質の働きや1日にどれくらい摂ればいいのかの摂取量

タンパク質の働きや1日にどれくらい摂ればいいのかの摂取量

三大栄養素のひとつであるタンパク質について考えてみたいと思います。そもそもタンパク質って何?というところから始めます。

タンパク質

タンパク質とは

栄養素の中でもよく知られているタンパク質ですが、一体どのようなものなのでしょうか。
タンパク質は体を作る事において最も最重要な栄養素の一つです。
私たちの体は60%の水分をはじめ、筋肉、臓器、血液などで構成されていますが、ほとんどがこのタンパク質でできている事をご存知でしょうか?
それだけ重要なタンパク質なので、日々の食事でしっかりと補給しなければならず、エネルギー源の中でも一番重要と言って良い栄養素だと言えるでしょう。

 

タンパク質の働き

タンパク質は私たちの体に必要なものを作り出してくれるほか、爪や髪などを作り出す役割もしてくれています。
なので、綺麗な爪や髪を維持するにはタンパク質が不可欠で、若々しくいるためには十分なタンパク質を摂取する事がとても大切なのですね。
さらに、タンパク質は免疫グロブリンの原料にもなります。
タンパク質の役割としてはあまりメジャーではないのですが、免疫グロブリンとは別名抗体のこと。
つまり白血球などと同じように、体に侵入してきた細菌やウイルスを排除する働きをします。
免疫力が低下してきたり、よく病気になってしまうという方は、このタンパク質が足りていないのかもしれません。
子供の頃に伝染病にかかってしまう事は多いですが、タンパク質が免疫力をつけてくれるおかげで、二度と同じ病気にならないで済んでいるのです。
だから、予防接種にもタンパク質が含まれていたりします。

 

タンパク質の摂取量

ではタンパク質はどれくらい摂れば良いのでしょうか?
もちろん他の栄養素と同じように、タンパク質の必要量も定まっているので、その範囲で摂取する事が望ましいですね。
育ち盛りの15〜17(歳)であれば、1日あたり65gの推奨量が定められていますが、ほとんどの食品にタンパク質が含まれているため、逆に摂りすぎには注意しなくてはいけない場合が多いです。
育ち盛りの子供と同じように大人がタンパク質を摂取していると、当然「摂りすぎ」になってしまいます。

 

タンパク質が多く含まれる食品

タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質が存在します。
それぞれが多く含まれている食品は違うので、まずは動物性タンパク質が多く含まれている食品から見ていきましょう。
よく知られていると思いますが、鶏肉、豚肉、牛肉などの食肉類をはじめ、鯵やあさりなどの魚介類、チーズなどの乳製品には多く含まれています。
一方、植物性タンパク質が多く含まれている食品は大豆などの豆類、ジャガイモなどのイモ類、小麦粉、白米ですね。
どちらにしても、非常に身近にある食材ばかりで、私たちの食卓に普段からのぼるものばかりです。
できるだけたくさん摂るべきタンパク質は植物性タンパク質ですが、そればっかりというのも良くないですし、バランス良く摂取するのが一番です。

 

タンパク質を摂り過ぎると

もし良かれと思ってタンパク質を摂りすぎるとどうなってしまうのでしょうか?
当然、私たちの体を構成してくれる重要な働きをしてくれるタンパク質なので適度に摂取する事は好ましいですが、何事もやりすぎはいけません。
タンパク質を摂りすぎると、内臓疲労やカロリーオーバー、尿路結石、腸内環境の乱れなどのリスクが高まります。
特に現代人はカロリーオーバーに過剰なので、ダイエットを考えている方はタンパク質の量を減らす必要があります。
肉や卵は身近であると同時にタンパク質が豊富なので、摂取しすぎると太ってしまうという結果になってしまうことも・・・。
より健康的にタンパク質を摂取するには、1日の推奨量を守って摂取するのが一番ですね。